
アクティブライフアドバイザリー株式会社
Founder & CEO 森村 國仁
森村さんは、長くスポーツビジネスに携わり、その中でも、前職時代では13年間海外を拠点にアジアのスポーツビジネスに携わっていた、世界を舞台に活躍する素敵なビジネスピープル。現在はご自身の会社にて、スポーツ選手のマネジメントやコンサルティングなどを事業として行う傍ら、
筑波大学大学院の非常勤講師として教育の分野でもご活躍されています。そのほかにも、さまざまな取り組みでスポーツビジネスに携わり、いそがしい毎日を過ごされる森村さんに、ご自身のこと、日々を気をつけていることなど、いろいろなお話をうかがいました。
私はスポーツビジネスを仕事としていて、役割はさまざまあるのですが、自分の会社では、選手のマネジメントやコンサルティングなどを行っています。マラソン選手をはじめ、スポーツ全般の選手に携わっています。そのため、仕事を通じて、普段からさまざまなスポーツ選手と会って話したり、一緒にご飯に行っていろいろな情報交換をしたりしています。前職では、13年間、シンガポールを拠点にアジアのスポーツビジネスに携わってきました。
普段から、世界の情勢は気になっています。仕事柄いろいろな国に知り合いも多いので、世界の経済状況だったり各国の政治だったり。あと、5年後10年後、世界がどうなっているか、というのはビジネス面でもとても気になります。
特に、アジアの中国・インド・インドネシア、この三カ国については、個人的にマーケティングの面で注目しています。あとは、アフリカのナイジェリアですね。2億人以上の人口がいるので、今後ナイジェリアがどういうビジネスをしていくのだろう、と。そういった感覚で、常に世界地図を頭に浮かべながら、世界の動向を追っていますね。
あと、旅行が好きです。これまで世界の80カ国くらいに行ったことがあり、世界全体に興味を持っています。いまコロナ禍を経て、あらためて実際に行ってその場所の空気感を肌で感じることは大切だなと思っています。たとえば、とてもいいリゾートのビーチでも自分にとっては湿度が合わなかったり、その逆で現地でポジテイブな印象に変わったり、映像や雑誌じゃわからないことを感じることが、とても好きです。
あとは、仕事や旅行をこれからも楽しむために、年齢的にも自分の健康には気をつけています。ただ、特別な健康法というのはなくて、当たり前に思われるかもしれない3つのルーティンをしています。
1つ目は睡眠をとることで、決まった時間に寝て起きるということをしていて、日々の85%は守れているかなと思います。2つ目は食事で、満腹にしないように腹八分を守ること、3つ目は適度な運動ですね。ジムに行ったりトレーナーについていただいたりということでなく、気分転換に歩く・走る程度です。ただ、これを繰り返していると、やっぱりコンディションが上がっていきますね。
・ノートパッド
13年間、シンガポールでアジアのビジネスに携わってきました。そこから日本に帰国する際に、社員からいただいたものです。私の名前も入っていて、使うたびに、一緒に汗水流して頑張ってきた思い出が浮かび、モチベーションを高めてくれます。
・名刺入れ
前の会社を退社して新たな道に進むにあたって、妻と娘からプレゼントしてもらった記念の品です。ビジネスに必要なものを、ということでいただきました。
・万年筆
ある会社の社長から、社員が幹部に昇進した際に、万年筆を贈っているエピソードとともにいただいた万年筆です。文字には人の気持ちが出ると思っているし、“書くこと”を大切にしたいと考えていたので、社長のエピソードふくめ、心に残っている頂き物です。
すべて常に持ち歩くものなので、いろいろな人に支えていただき、感謝しながら日々頑張ることができていると実感しますね。
海外で過ごす時間が長いなかで、健康に関する話をすると、やはり歯に関するケアは海外の方が浸透している印象がありますね。
海外だと、医療に対しての保険があまり効かないなどの理由から、歯がきれいかどうかでその人の育った環境なども想像されてしまうんですよね。なので、自身の健康面もそうですが、まず他人の目にも配慮する意味で、歯のケアをする文化が浸透しているように思えます。
また、日本のスポーツと歯、という視点でいうと、やっぱり選手たちはみんな気をつけているように思います。特に瞬間的な力を発揮する野球選手をはじめ、サッカー選手、ラグビー選手、アメフトの選手など、意識されている方が多いなと感じます。スポーツ以外でも、歯を充分にケアする文化が日本にも広まるといいですよね。
そのほかに、普段の生活で意識していることとしては「準備こそすべて」という考えですね。これはスポーツ選手の考え方と近いのかもしれないです。
たとえば、メンタルスポーツと言われるゴルフ。ゴルファーは、その1打に対して、風が吹く・雨が降るなどの天候や周囲からかかるかもしれない声・声援、ひいては、会場に来るための移動中のトラブル、いきなりゴルフクラブがなくなるなんてことも、さまざまなケースでメンタルがブレないように、プランB・プランCを何通りも準備しておくと言われていて。その考え方と同様に、私もたとえばいまこう話している最中に地震が起きたら・・・といったようなプランB・プランCを常に想像して、あらゆる状況に準備する努力をしています。
今後していきたいと考えているのは、もっと良い社会をつくるためになにかできないかということです。私も子どもがいることもあり、子どもたちが社会で活躍できる環境を整えていきたいと思っています。特に、発展途上国の子どもたち、環境に恵まれない子どもたちが夢を持って生きていける環境づくりに貢献したいと考えています。
また、そうなると、私のやってきたこととつながるのはスポーツを通じた支援です。例えば、サッカー選手になりたい子どもたちに対して、ただドネーションするのではなくて「実際に試合を見てもらう・選手に憧れる・足りないことを考える・ボールがない」となったときに、初めてボールを提供するような、“気づき”と“サポート”をセットで考えて、お手伝いしていきたいと思っています。